京都の知人宅からいただいたゲンノショウコウが庭に根を下ろし小さなかわいらしい花を咲かせました。草花で昨今人気のゲラニウムの一種でもあるこの草は葉っぱの形も可憐な花もとても控えめですが愛らしい存在です。
ゲンノショウコウはフロウソウ科の多年草で胃腸によく効く生薬として日本に江戸時代などから親しまれていた民間薬の代表格だそうです。全草を乾燥させてお茶として飲用します。下痢止めや胃痛などの整腸作用にとても効果的だった事から「実際に効く証拠」を意味する名前「現の証拠」がつけられたそうです。
秋に種を飛ばした後の様子が小さな御神輿のように見えることからミコシグサとも呼ばれます。
雑草と呼び日頃見過ごしている野草は、実は沢山の物語や有用性を持つ植物達です。1つ1つその存在を知る事で心が豊かになるような幸せな気持になります。この小さなゲンノショウコウはこの秋に種で増やし来年はお茶を試してみたいと思います。
さっちゃん
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